私たちにできること。

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、被災されている皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

また、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。




今日現在も被災された方々はもちろん福島の原子力発電所の爆発・放射能漏れや余震など本当に不安な気持ちで過ごしている多くの人たちがいます。


私たちが被災された方々や困っている人達に何ができるか。



ずっと考えています。



私は阪神淡路大震災で被災しています。
当時、私は神戸市の三宮に住んでいました。
幸い地震発生時は横浜に出張中で神戸にいなく、一番早く復旧した神戸に戻れるルート、関西空港から船でポートアイランドまでの運行が開通してすぐに三宮に戻りました。
ですので、地震自体は体験していませんが、被災地で過ごした経験はあります。
その後、神戸の会社を退社し横浜に戻り、阪神淡路大震災のことをたまに思い出します。



「自分に何ができたのか」



「自分は何をすべきだったのか」



もちろん、被災者としてです。
私の勤務地ポートアイランドは非常に早くライフラインが復旧しました。
地震後1週間以内には通常業務も始まっていたと記憶しています。
「こんな大震災が起きて仕事どころじゃないだろう」
私はそんな気持ちでろくに仕事もせず、社内でただフラフラするだけでした。


ところが、落ち着いて思い出すと、そういう状況でも震災前と同じく自分のできる仕事をいつも通り行っている人がいるのです。

当然、自分の家族や家も大変な被害を被っているわけです。

人の本当の芯、強さとはこういうところで分かると自分自身とても恥かしい思いをしました。



今回、私は被災していません。



被災していない者として被災者へ協力できることは何か。


例えば義援金などの寄付、ボランティアなどさまざまなことが考えられます。


私や空間スタッフにできることは何でしょうか。



少なくともテレビにかじりついて震災の悲惨さを語り、さまざまな物を買い占めることではありません。



「自分たちにできることを淡々とする」ことしかないのです。


そうすることの重要性、難しさを私は阪神大震災で被災して学びました。






これからは、直に被災にあった方々ではなく、この震災によって職を失うなどの2次被災者の問題などが必ず起こると思います。


だからこそ、今まで通りの生活ができる者は今まで通りに暮らすことが必要だと思います。





私たちの仕事は、簡潔に言えば「お住まい探しのサービスを提供する」ことです。


「横浜空間」のウエブサイトを開設した6年前から、私たちはお客様の目線で本当に必要としている情報の提供ができることを目指してきました。


例えば、物件の住所をグーグルマップと連動しはっきりと表示する。
当時、住所をはっきり記載する不動産広告は皆無でした。



仲介手数料は無料もしくは手数料上限額の50%とするサービス。
このサービスも既存の同業者からどれだけ迷惑がられ、「ろくな仲介業務もできないから、そんな業者に依頼すると結局大変なことになりますよ」というようないい加減なことも言われました。



それぞれの物件のネガティブな面も紹介する。
物件自体や近隣の環境などのマイナス面を紹介するなどあり得ないことでした。
物件の所有者などから、「ふざけるな」と苦情を言われたり「出入り禁止だ」と宣告されたことなど、懐かしく思います。



多少の障害があっても、不動産業界の今までの慣例や習慣に関係なく、自分が住まいを購入する際に知りたい情報は積極的に提供したい気持ちをもって今まで運営してきましたし、これからも変わりません。


そして、お客様へのサービスの向上は常に進化しなければなりません。




私たちは自分たちのサービスに対して自分たちで満足していた部分がなかったか、スタッフ全員が考える必要があると思っています。




今、このような時期だからこそ、私たちができる仕事を通して私たちとご縁があった方々により喜んでもらえるようなことを考え、すぐに実行したいと思います。







このブログは空間スタッフが持ち回りで担当していますが、これからは、私や空間スタッフが「喜んでもらえること」を思いついたら、どんどん発表していきます。
もちろん、笑ってしまうような事もあるかもしれません。
でも、やっている当人たちは本気ですから、その時はお許しください。


最後になりますが、今回の震災後、なるべく早く自分の気持ちをプログに綴りたいと思っていましたが、正直なところ私自身
「何ができて、何ができないか」
「何が良いことで、何が悪いことか」
「何が正しくて、何が正しくないか」
わからないことだらけでした。


だけど、震災前に分かっていたことがあったかというと、結局
何もありません。


今までも、そしてこれからもわからないことに真剣に悩んで答えをだそうとしていた自分に笑いました。

わからないから行動しましょうよ! ね!





平成23年3月21日
株式会社ナインマンス
代表取締役 齋藤好治