宮本輝 花の回廊

yokohama-kukan2007-08-27

いやーー。早い!早すぎる!
空間ブログ、もう私の番が来た!
スタッフみんな、かなりネタの仕込みも込んできていて、
私としても非常にまずいわけです。



ということで、何か追い込まれている感じがする齋藤です。




今回は、今読んでいる本について書きます。


作者 宮本 輝

書名 花の回廊


「流転の海」「地の星」「血脈の火」「天の夜曲」と続く作品の5部作目。
主人公「松坂熊吾」の激しい人生を子供「伸仁」や妻、友人、仕事仲間などを絡ませて
描く宮本輝のライフワークと言われている作品。



まず、宮本輝の作品が私は好きです。


どの作品もそうなのだけども、行間を読ませるというか、例えば1ページ分の文章から
想像させるボリュームがすごい!といつも思う。

それも、実際に自分で見たこともない風景などが、宮本輝の文章を読むと
なぜかはっきりイメージできる。



そういう宮本輝作品の中でも「流転の海」から始まるこの5作だけは、
ちょっと違う感じというか、他の作品より明らかに重い感じがする。


まず、自分の体調というか、読みたい気にならないとなかなか読み始められない。
なぜか、安易に読めないのだ。
最初に「流転の海」を読んだのは20年以上も前のこと。
それから、単行本がでる度にすぐに購入はするのだけど、自分の中で読む時期が
来るまで、読まないのだ。
4部作目の「天の夜曲」などはおそらく1年以上読まなかった。


とにかく、主人公「松坂熊吾」の子供「伸仁」に対する言葉が
すごくいいのだ!

言葉の重さや時代背景などが、ビシビシ自分の琴線に触れるので、
自分の中でも覚悟しなくては読めないのかもしれない。




そして、最新作「花の回廊」は出版後、すぐに購入し、いきなり
3分の1ほど読んだが、今は休憩中。
もちろん内容が悪いわけではない。




この小説、宮本輝のライフワーク的作品だが、私にとっても20年以上係る
非常に大切な小説なのだ。