自分基準

【 -第149回- 2017年9月19日号】




両親と話していると、ちょくちょく「○○さんは若いから」という言葉がでてきます。
両親が言う、若い○○さんって70歳だったりするわけです。
80歳近い両親からすれば、70歳は若手です。
両親だけでなく、52歳の自分からすれば、40歳は若いと思います。
しかし、18歳の娘からしたら、40歳はオヤジでしょう。

で、何を思ったかというと、「たいがいの物事は自分基準で考えられている」ってことです。

自分基準は「取扱注意事項」です。
良く言えば「自分をもっている」「価値の物差しをもっている」
悪く言えば「自分勝手」「思い込みが激しい」
となってしまいます。

不動産業で考えると、自分基準は悪い方向に向かいます。
物件を紹介する時に自分目線だけでお客さまにご紹介してしまう。
建売住宅を自分目線で企画してしまう。
自分目線で企画しても、その時代にたまたま合っていればいいですが、常にマーケットの要望は変わります。
まずは、自分基準を捨ててお客様基準で考える。
これはとても大切なことで、常々、自分にも言い聞かせていますが、すぐに忘れてしまいます。

できることなら、手首に「自分基準を捨てろ!」とタトゥーを入れたいくらいですが、他にも言い聞かせたいことがたくさんあって、両腕全部がタトゥーだらけになりかねないので、やめているところです。

また、私の見る限り、コミュニケーション上手な人は、「他人目線で自分の事を見る」事ができる人のようです。
人の目を気にするってことではありません。

観察力があるってことです。

自分を客観的に見て、「自分の強みと弱み」「自分をどう見られたいか」
相手を冷静に見て、「相手はどうゆう人なのか」「相手は何を望んでいるのか」というような事を探ろうとする努力をする人です。

天性的に人たらしな人もいますが、そういう人とは長い付き合いができません。10代の時の友達ならいいですが、大人になって付き合い始めた人とは、相手の事をお互いに考えないと、長い付き合いができません。

自分基準はないと、フラフラしてしまう。
自分基準が強すぎると物事が上手く進まない。

「思いやる」という言葉があります。

相手を憐れみ心配するみたいに使う場面が多い気がしますが、もっと軽く、相手の心情を考えるくらいに思って、自分基準と相手の基準を案配よく考えられ言葉として、タトゥーを入れる際には使いたい言葉です。




追記・・・・・
昨今は、炎上目的で、話題になることを前提とした行いがあります。
これも、自分基準の延長線上にありますよね。
自分や他人を傷つける生き方には賛同できません。

相手を思いやる気持ちは自らをも守ってくれます。

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