言葉について

【 -第192回- 2019年5月21日号】





日頃、心に引っかかった物事や言葉があると、スマホにメモを取っておきます。
ちょっとした言葉からコラムのネタにつながることが多いのです。

それで、スマホのメモを見ていたのですが、

「あわてて口走り、ゆっくり後悔する」

というメモを見つけました。

今年の2月にメモりました。
元ネタは不明です。忘れました。

心に刺さりませんか?

「あわてて口走り、ゆっくり後悔する」
ですって。

私なんて、なんなら高校生の時に口走ったことを今でも後悔しているくらいです。
「ゆっくり長く後悔する」です。



言葉絡みでこんなメモもありました。

「失言は本音」

今年の4月のメモです。
たぶん、政治家による失言をワイドショーなどで盛んに取りあげていた時でしょう。
「心にもないのだけれど、うっかりしゃべった」などとは決してないということです。

同じように、「酒の席」っていうのがあります。
「酔った勢いで、心にもないことをしゃべった」と言いたいところですが
「酔った勢いで、いつも思っていることをしゃべった」ですから。
酒の席にいた者みんながベロベロならいいのですが、酔っていない者がいると根に持たれたりするわけです。

また、もうだいぶ前だと思いますが、「○○だよね、あっ違うか!」
っていうフレーズが流行ったのを覚えていますか。
○○の部分で本音を言って、あっ違うか。と言って、本音の部分を少し和らげるというか、ボカす使い方です。
たぶん、関西方面から流行ったように記憶しています。

これ、本当にタチが悪いフレーズで、言っている本人は冗談のつもりで使っていると思うのですが、本音ですから。これも。

日頃、大切なことは聞き逃しているのに、こういう冗談にはカチンとくることも多いわけです。

もっと言うと、こういう冗談って、誰が言うかで違ってきます。
○○なら許せるけど、○○だから頭にくる。っていうヤツです。

もうキャラクター勝負です。

言葉って、とんでもなく殺傷能力の高い兵器だと、歳を重ねる毎にわかってきます。
反対に言葉は、元気が出る栄養剤であったり上手く生きれるための潤滑油であったりするのです。

そんなことを気にしだしたら、どんどん無口になってしまいます。
それも困ってしまいます。
やはり言葉にしないと伝わらない。
それでも、賢い人は、たいてい聞き上手で言葉が少ないと思うのです。

かと言って、おしゃべりでお調子者の魅力も否定しません(笑)




追記・・・・・
いわゆるコミュニケーション能力って聞く力だと思っています。
コミュニケーション能力の80%は聞く力。
20%が伝える力。
このくらいの割合じゃないですか。

聞き上手な人にあこがれます。

コラムも配信中!メールマガジンの登録はこちら