物欲アップの処方箋

【 -第125回- 2016年10月3日号】




私、昭和40年生まれ。
自分で言うのもなんですが、物欲バブル世代です。

バブルの最後に社会人になったため直接的にバブルの痛手を被るには若かった。
でも、あのお祭り騒ぎのような雰囲気には触れる事ができた。
物を欲し、物に憧れ、お金の有る無しが物事の価値であったようなお金原理主義の世代です。

いまだに、物を売る時に私たちの世代はターゲットにされます。
少なくなったとはいえ、今でも若い世代に比べれば、たくさんの物を買いまくっているのでしょう。

そんな私は、自分基準で考えれば、さまざまな欲が減退しています。
まあ、物欲はほぼ0レベルです。
一瞬、「○○買おうかな」とか思ったりしますが、「今持っている○○で充分だな」とすぐに納得して、買いません。
買う以前にお店に行きません。
たぶん、行っても買わないでしょうけど。

こんな感じの私が、先日、贈答品を買うために、横浜そごうに行ってきました。

横浜駅西口の高島屋と東口のそごう。
どちらの百貨店を贔屓にするか。
住んでいる沿線。年齢。嗜好などによって分かれます。
横浜人あるあるです。

私は高島屋派。
実際には高島屋で買物することはあまりないのですが。

そういう背景のなかで、久しぶりの買物、久しぶりのそごう。
に行ったのですが、「いやービックリしました!」
何が驚いたかって、まず、人の多さ。
そして、うれしそうと言うか、何か買ってやる感が表情にでている女性の多いこと!
あえて例えれば、子供達がディズニーランドで見せる表情と似ているかもしれません。

買う気満々の女性達を見て、私もなんだか浮き浮きしてきました。

地下2階の食料品売り場で買物するだけでしたが、気づいたらエスカレーターでLOFTの階まで上がって、ノートやペンなど特別に必要のない物を買っていました。
あやうくラルフローレンでシャツも買いそうになりました。

「楽しんだり、喜んだりする表情ってすごいな」

他人のそんな表情を見るだけで、気分があがるのですから、自分のまわりにいる家族や仲間の喜ぶ姿を見ることって、どれだけすごいことか。

そして、喜びを伝染させる行為ができる人ってすごいだろうな。

と、考えながら帰りました。




追記・・・・・
5年ほど前のコラムですが、悲しくなるほど時代を感じてしまいます。
うれしい表情で買物ができる日々に戻りたいですね。

そもそも、いま、百貨店で買物をするのは高齢者か限られた人たちですよね。
一度も百貨店に行ったことのない若者もいますよね。
これも時代や嗜好の変化ということでしょうが、私なんか、どこの国のデパートに行っても化粧品売場のいろいろな香料が混じった匂いを嗅ぐだけでテンションあがります。

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