ストーリーづくり

【 -第141回- 2017年5月22日号】




車や家具、身につけるものなどアンティークもしくは、アンティーク感があるものが好きです。
お宝とかではなく、日々普通に使えるアンティーク物です。
「なんでアンティーク物に惹かれるのか」
考えてみたんです。

そして、答えがでました。
「物それ自体より、物にまつわるストーリーが好きだったんです」

それ以降、すでにアンティーク化された物は買っていません。
「自分でストーリーをつくる」
そう決心しました。
そうなると、何かを買う時、これは「ストーリーをつくるに値する物か」とまず、自分に問います。
その結果、むやみに買物をすることがなくなりました。
自分で買える範囲の中でストーリーをつくるに値する物を買う。
次の世代に引き継げるストーリーをつくることができれば最高です。

また、このストーリーづくりは、いろいろな事に応用できて、しかも自分自身の嗜好がはっきりしてくる事もわかりました。

例えば、不動産購入や家を建てる場合でもストーリーづくりをおすすめします。
「この立地はストーリーをつくるに値するか」
「この床フローリングはストーリーをつくるに値するか」
一瞬でいいから、値するか考えてから選択すれば、筋の通った住空間が創れると思います。
ちなみに、自宅の床は無垢の桜材でリフォームしました。
桜の木は節が少なく、すっきりした感じです。
なによりも、経年による色の変化を楽しめます。
この変化がストーリーだと思っています。
傷ができたっていいんです。それもストーリーですから。
壁は真っ白に塗りましたけど、汚れてもストーリーです(笑)
ストーリー!ストーリー!
何でもストーリーだと思えば、些細な事は気になりません。

現在、リビングの照明器具、ソファーのストーリーづくりに励んでいます。
そんな大事なソファーの主は愛犬ボンです。
もちろん、ボンが付けた傷もストーリーの一部となります。





追記・・・・・
結果、家中ストーリーだらけです。
これはこれで、考えもんです。

普通にモノを売るにもストーリーが必要な時代です。
料理一つにしても、誰が、産地が、どんな技法でと能書きで味を語る時代です。
モノの背景を語った結果、ストーリーだらけになってしまった。

今は、少しシンプルにいきたい。
土井善晴先生LOVEです。

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