先入観

【 -第169回- 2018年6月25日号】




「人は中身が大事、しかし、装いも大切」

「装い」回の続きになるんですが、装いの先には、どのような人かという、相手の思い込みが入ることになりますよね。

先入観と言ってもいいかもしれません。

バーニーズニューヨークの銀座店でブラブラしていた時、旧知のセールススタッフに会いました。彼が横浜店の新入社員の時からの知り合いです。
彼は今、銀座店の副店長です。
会うなり、彼が「おっ、今日はプラダのスーツですね」
ときたもんですが、

残念ながら、、、、「H&Mの上下で1万5千円のスーツです」

って言ったら、彼は顔を赤くしながら、笑っていました。

これって数少ない、私の武勇伝の一つなんです。
バーニーズの副支店長に「H&Mをプラダに見せたよ」と。
まさに、先入観がプラダと言わせてしまったのです。

彼は私がクラシックなスーツはバーニーズで、デザイナーズスーツはプラダで買っていると思い込んでいるのです。
もっぱら、H&MやZARAあたりのファストファッションですけど。

ただし、この先入観ってヤツは、いい方に思われれば、有効な武器になるのですが、悪い方に思われれば、とても厄介なことになります。

装いで言えば、不潔、だらしないと思われたり、行動に関しても約束の時間に遅刻すれば、いいかげんで信用がないように思われてしまいます。

最初の悪い印象からお付き合いするうちに良い印象に変わる事は、長くお付き合いできるコツでもありますが、そもそも、悪い印象の場合、次がない可能性も多いにあります。

「最初はワザと悪い印象から、徐々にあげていく」

例えば、初対面の女性に欠点を言って怒らせて、気を惹かせて、徐々にいい人っぽさを見せて、口説く戦法なんかそうですよね。

小・中学生じゃないんだから、個人的には勝率の悪い戦法だと思います。誰だってけなされるより、褒められる方がいいですからね。

まあ、口説きの戦法はどうでもいいんですが、
別に目一杯気取らなくても、清潔感のある装いで約束ごとを守る。当たり前の事を当たり前に行う事から、いい先入観が生まれるように思います。

今風に言えば、セルフプロデュース、セルフブランディングってことでしょうか。

自分自身をどう見られたいか。
どういう人になりたいか。

本当の自分の姿が見えるように努力したいものです。




追記・・・・・
初めて受ける印象が、そのままの人柄と一致する確率があがったと思っています。
これって、いわゆる経験というものでしょうか。

実のところ、第一印象と人柄が一致しようがしまいが、どうでもいいような話です。

「人柄判断」
これは、私の趣味だと思っています。

いろいろな人を見るのが好きなのです。
旅に行っても名所と言われる自然や建築物より、その国、街の人を見るほうが好きです。

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