【 -第165回- 2019年12月21日号】
以前、夜のクラブ活動時、「モテ男」を話題にしていた時だったと思うのですが、「隙き間を突くのがうまい男っているよね」と難しい話を放り込まれたことがありました。
「すきまってなによ」
ってことですが、私なりに解釈したのは、心の隙き間。
例えば、自分が弱っている時、将来に不安を感じた時など、いつもの気持ちでない時に生じる隙き間。
また、タイミングの隙き間もある。
例えば、付合っている彼と別れたばかりであったり、関係が悪くなってきた時にできる隙き間。
いずれにしても、ネガティブな状態の時に、隙き間はできるような気がする。
そういう隙き間状態を敏感に感知して、気づいた時にはふっと寄り添っている、隙き間産業なヤツがいるわけです。
また、隙き間産業は天性のものかと思う反面、努力すればある程度な域までは到達できるとも思うのです。
まず、相手をよく観察する必要がありますよね。
相手の状態がどんな状態か、自分本位でなく相手本位で考えないといけません。
そして、タイミング。
私は常々、「タイミングのいい男と思われたい」と考えています。
「いつもタイミングが悪いね」って思われるのと「タイミングがいいね」って思われるのでは、すべてにおける成功確率がかなり違いますよね。
隙き間産業は「いいタイミング」を計って、すばやく感知する能力が必要です。
で、何が言いたいのかというと、私「隙き間産業」。
結構好きだってことです。
「モテ話」ではなくて「ビジネスの話」です。
メジャーよりマイナー。
主流より傍流。
表通りより裏通り。
私たち横浜空間サイトでご紹介している中古マンションも10年前は不動産の隙き間ものでした。
そして、当初、私たちのウエブのコンセプトは「裏通りのセレクトショップ」。
隙き間であったり、ちょっとハズしたものが好きなんですね。
「えっ、こんなところにこんなお店があったの」
なんて、新しいお店を発見した時は嬉しさMAXです。
隙き間探し大好きです。
追記・・・・・
隙間産業ってやつは、難しくて、需要があると隙間でなくなり、長年隙間の位置にある隙間ベテランものは、結局ビジネスとしてギリ成立するかどうかといった微妙な立ち位置です。
結局のところ、趣味ならどんなに隙間でもいいのですが、ビジネスでは事業規模など限定されてしまいます。
それでも、隙間に惹かれてしまう、根っからの隙間好きです。