安全性

【 -第13回- 2012年3月26日号】




住まい選びの、さまざまな条件の一つに安全性があります。
今回は、住まい選びの“安全性”について考えたいと思います。

住まいの安全性は大きく2つの面から考えられます。
まずは、地域における安全性。
もう1つは、個々の住まい(家)の安全性です。

今回は、地域における安全性について考えます。
横浜で高級住宅地といえば、山手です。
いわゆる本物感のある山手はJR「山手駅」ではなく「石川町駅」を利用する地域になります。
石川町駅から元町を抜けて山手に向かうエリアです。

ところが、石川町駅を元町と反対側に歩くと、街の雰囲気が180度かわります。そこには、日本の三大ドヤ街の一つ「寿町」があるからです。
私も年に何度か寿町に車で入ってしまうことがありますが、あまりの別世界ぶりに毎回、驚きます。
道路は常に勝手に歩行者天国状態ですし、仮にクラクションなど鳴らしたら…。
想像するだけで鳥肌が立ちます。
以前、真冬の時期に入ったら、公道の真ん中でドラム缶で焚き火をして、寒さをしのいでいる人たちの群れに遭遇したこともあります。
まさに治外法権状態です。

石川町駅は、極端に異なる住民が利用するのです。
六麓荘地域(超富裕層)があって阪神電鉄、JR、阪急電鉄と利用する路線によって、地域分けができている神戸の人たちからみたら驚くべきことです。
ちなみに神戸に住んだ経験から言うと、皆、「どこの駅に住んでいるか」より「どこの電鉄を利用するか」を気にします。
諸外国ほどではありませんが、日本でも東に比べて西の方が地域性がはっきりしているように思います。

横浜に限って言えば、駅や町名による地位性がはっきりしていない訳ですから、(港北や田園都市線沿いの新興住宅地などの一部を除けば)安全・危険が混在しています。
また、バブル崩壊後、商業地域にもその利便性の良さから商業ビルが高層マンションに変わり、より混在化に歯車をかけました。

身も蓋もない話ですが、横浜では地域による安全性はどの地域でも、それほど変わらないと思います。

ただし、子供などに対する地域の影響性は別です。繁華街に住めば、誘惑などが多いでしょうし、いろいろな人々に出会う可能性があります。
結局のところ、地域における安全性より自分や家族に与える影響性を考えて住まい選びをする方がよいと思っています。

次回は個々の住まい(家)の安全性について考えてみます。




追記・・・・・
日本は、どこでもある程度の安全性が確保されていますよね。

これは、本当にすごいことで、これだけでも日本に住むメリットがあるように思います。

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