少年の夢

【 -第109回- 2016年2月22日号】




2016年、年頭から何かとゴシップ系の話題で情報番組がにぎわっています。
不倫、解散、三角関係、そして薬物。
元プロ野球のスーパースターが薬物の所持と使用で逮捕された。
以前から使用の噂があったが、本人がテレビで完全否定。
信じていた人達が「裏切られた気持ち」で残念。
プロ野球に憧れる少年達の夢を壊した。

少年達の夢?
「いったいいつの時代の少年ですか」
「逮捕された選手に夢見る少年っているのですか」
いいかげんに妄想コメントは止めてもらいたいです。

逮捕の話題は少年達の夢を壊したのではなく、おじさん達へ娯楽を提供しただけじゃないですか。
などと憤ってもしょうがないのですが、実は私、今、毎日不安でビクツキながら過ごしています。

株価は連日下がって不安定、リーマンショック時並みの円高に振れる。
とにかくニュースを見たり、新聞を読むと世界的な経済不況が迫っているような記事ばかりで、ビビりまくりです。
この10年間、不動産市場はリーマンショックや東日本大震災が起きた事で、すさまじく不安定な状況を経験してきました。
まったくと言っていい程、不動産市場が動かない時期もありました。
バブル崩壊後であっても、今思えば徐々に沈んでいった感じです。
ところが、この10年間で起きた不況はドッカーンときました。

本物の人というか賢人達は、そういう不況を待って、そんな時に安く不動産を購入したりします。
そして、どんどん資産を増やしていきます。
実際私のまわりにも、現金を持っていて、そんな状態にいつでもスタンバイできたり、経済環境が悪い中でも金融機関から融資を受けられるように、金融機関との信頼関係や健全な資産状況を保っている人達がいます。

そして、そうゆう人達には共通した特徴があるように見えます。
「身につける物など身の回り品に興味がない」
もっと言うと「お金を使う事に、興味がない。お金を増やすことに興味がある」

私のように、「お金は使ってこそお金」などと思っている、買物好きな者では、まず資産は増えません。
賢者は、お金は使いますが、お金を増やすために使っているようです。
昭和的な夢が自分の身の回りの消費であるならば、今はこうゆう賢者を夢としてもいいのではないかと思っています。

「お金を使わないと経済も良くならない、まわらない」
さんざん聞いてきたし、自分でも言ってきました。
でも、この言葉、疑っていいと思います。
ほとんどが無駄遣いの言い訳です。

収入の多さや、使うお金の多さを自慢することってカッコいいのでしょうか?
最低限の人付き合いもできないようなケチな性分は論外ですが、使うべきは使うが、無駄なお金を使わない人がカッコいい時代だなと。
何かと散財してきた私も思うのです。

時代が変わったのか、私が変わったのかわかりませんが、時代に合った夢やカッコよさがあるように思います。




追記・・・・・
このコラムの執筆が2016年。
そして、2020年にコロナに襲われました。

1995年の阪神大震災以降、約5年ごとに大きな天災、人災が発生しています。
定期的に天災、人災が起きる前提で生きる時代です。


夢や目標も、娯楽や好みと同じように細分化されていますね。
人それぞれ、憧れるものがことなる。
いい時代だなぁと思う反面、以前のマーケティングが通用しません。
商売もより細分化されますよね。
「狭く深く」の時代のような気がします。

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