落ち着く場所が見つかりました

【 -第87回- 2015年4月13日号】





「趣味は?」
と聞かれたら、
「スポーツクラブに入会することです」
と答えるくらい、スポーツクラブに入会することが好きです。

20歳の時、地元のセントラルスポーツクラブに入会して以来30年間、ほぼ途切れる事なく、さまざまなスポーツクラブに入会してきました。
関内・馬車道のゴールドジムなどは、入退会のレコードホルダーと言われているくらい、入ったり辞めたりを繰り返しました。
地元のティップネスには2回入会していますが、そのうちの1回は入会後、一度も行かずに退会しました。
問題なのは、運動するのではなく、入会することで運動した気になってしまうことなのです。
そんな性格を変えようと、“清水の舞台から飛び降りる”気持ちで入会金と保証金を合わせて150万円のスポーツクラブにも入会しました。
入会から1年半後、そのスポーツクラブは倒産しました。
もちろん、150万円は戻ってきません。
男気をみせてしまいました。

そんなかんやで、腰の椎間板ヘルニアになってしまい、4年ほど前から今度は治療を兼ねて、ヨガスタジオ通いをはじめました。
現在も会員ですが、いつも通り幽霊になっています。
そして、来月退会する手続きを行いました。

そんな私が、今年になってからオフィスの近くにある、横浜市が運営している区民スポーツセンターに行ってみました。
正直「区民スポーツセンターなんて眼中にない」
1回の利用料300円のスポーツ施設です。
なにせ150万円の男気をみせた男です。
馬鹿にして当然と言ったら、上から目線でしょうか、、、、、。

ところが・・・・
区民スポーツセンター、最高です。

1回の利用時間が20分と決まっているランニングマシンで歩いて走って、30分間くらい筋力トレーニングとストレッチで合計1時間。
さっと行って、さっと帰ります。

気軽に過ごせて、もう最高です!
週2回は行っています。
週3回行く事もあります。
私にとって、ほぼ奇跡に近い通い率です。

そこで、なぜ、こんなにも快適なのか、考えてみました。
まず、施設を利用しているのは、リタイアした年配の人、もしくは高校生や大学生などの学生が多いのです。
年配の人たちの施設内でのウエアは、さまざまです。ほぼ普段着の人もいれば、地域のスポーツ委員だった人が着るようなジャージ姿の人もいます。
シューズなども明らかに外で使い古したシューズを洗って履いている人もいれば、昔の中学生の体育館履きのようなシューズの人も多くいます。
高校生は学校のジャージを着ています。
もちろんシューズは学校の室内シューズです。

とにかく、みんなユルいのです。
最新のスポーツウエアを身にまとう必要などありません。
安心感があります。
私もユニクロの短パン、Tシャツでうろついていますが、それでも洒落オツな部類に入るくらいユルいです(笑)

次に利用している人達が群れていないのです。
スポーツクラブに通った事がある人ならわかると思いますが、どこのスポーツクラブにもサークル気分で仲間内でワイワイやっている人達がいます。

私はこれが、苦手です。
あの、仲間内の空気感が区民スポーツセンターには、まったくないことで落ち着いてトレーニングができるのです。(たった1時間ですが)

インストラクターに笑顔で話しかけられることもありません。
放し飼い状態。好き勝手に皆さんやっています。
こんな空気感が私に合っているようです。

常連になっている落ち着ける飲食店を教えたくないように、本当はこの施設も教えたくないのですが、コラムのためです。
300円を握りしめて行ってみてください。
そこには、気軽で落ち着いた空間があります。




追記・・・・・
コロナ禍により、区民スポーツセンターは閉鎖されました。
自宅近所の一般的なスポーツクラブは、営業していますが、今一つ運動するモチベーションがあがらず、入会する意欲もわきません。

こんなことではいけない。

2022年は、性懲りもなくスポーツクラブに入会するかボクシングジムで体を絞ろうと思っています。
「身体のキレって必要です」
入会マニアの一言です。

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