今年の目標

【 -第103回- 2015年11月24日号】





2015年のカレンダーもあと1枚ちょっととなりました。
私、恥ずかしながら毎年、年初には1年間の目標を考えます。
「書くのではなく、考えるのです」
目標を何かに書いて、毎日見つめて、その目標の実現のために努力することが目標達成への方法かもしれません。
しかし、書いて、毎日見なくとも、本当に達成したい目標なら、常に頭の片隅に存在するはず。
「無意識の中の意識です」この境地に達してこそ目標は達成するはず。
私はそう思っています。

そして、今年の目標。
・・・・。
思い出せません。
いや、何か目標を考えたかな。
と考えてしまうレベルです。

考えを改め、来年からは、目標は書き留めて、いや、スマホの待受け画面にして、常に見るようにします。

今年の目標が思い出せないとショボんとしていた時に、そう言えば、「こういう人になりたい」と決心した、人生の2つの夢(目標)があったことを思い出しました。
「憧れの食べ方」をしたい。
「憧れの立ち姿」になりたい。
の2つです。

自分で言うのもなんですが、私、メチャクチャ食べるのが早いのです。
自分より早く食べる人と食事した事がありません。
食べているのか、吸い込んでいるのかわからなくなるくらいです。
そんな私が10年以上前に「マーサの幸せレシピ」という映画の中で、イタリア人料理人が厨房で賄い飯のようなパスタを作って、食べる事を拒否している子供の前でパスタを食べる。その場面でのイタリア人のパスタの食べ方に衝撃を受けました。
クルクルとパスタをフォークに巻き付けて、テンポよく口に運ぶだけ。
そして、本当に美味しそうにパスタを食べる。

すべての動作は極めればシンプルに見えます。
そんなイタリア人料理人を見ていた、子供が遂に食事をとる。

「シンプルにテンポよく。そして美味しく食べる」
こんな風に食事ができたら。
これが、私の1つ目の夢です。

以前、親しくしていただいていたドイツ人のお客様のご葬儀に参列した時、お亡くなりになったお客様の弟さんの立ち姿が忘れられません。
鎌倉の教会でお亡くなりになったお客様の娘さんと葬儀の前に立ち話をしていたのですが、おそらく年齢は60歳半ばを過ぎているくらいの弟さんのピッと背筋の伸びた後ろ姿。
体形、骨格が日本人と違うと言えばそれまでですが、あまりにきれいな背中にほれぼれとしました。

また、ある時、テレビでスーツ姿の五代目坂東玉三郎を見ました。
玉三郎と言えば、女形といったイメージだったのですが、玉三郎の立ち姿が美しすぎでした。
ただ、自然体に立っているだけです。
ゆったりとした上半身、でも重心はお腹のあたりに感じられる立ち姿。
頭のてっぺんから足下まで、まるで中心線があるような対称感。

「自然体なのに優雅で安定感のある立ち姿」
こんな風に立てたら。
これが、私の2つ目の夢です。




追記・・・・・
2022年の目標は考えてもいません(笑)
「人の悪口を言わない」「字を丁寧に書く」
そんな目標を毎年恒例のごとくたてていました。

しかし、今年は目標なしです。
自分で真剣に達成する気がない形だけの目標を掲げても意味がないとわかりました(笑)

いつもとおり、変わらずに日々を過ごせれば、それで充分。
本当のところ、これは一番むずかしい願いかもしれないとも思っています。

皆様の今年の願いは何でしょうか?

今年もよろしくお願いいたします。

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