明けましておめでとうございます。

【 -第132回- 2017年1月16日号】





1月も半分過ぎましたが、あらためまして、
明けましておめでとうございます。

今年1回目のコラムは、「サチモス」について。
みなさん知っています?
「サチモスって?」
男性6名のバンドです。
詳しくは、ググってください。

何でサチモスかって言うと、このバンドは去年から火がついて、今年大爆発すると読んでいます。
今回は、サチモスを聞きながら、いろいろと考えたいと思います。

今、新しいモノが登場して、それが人気になるってかなり難しいと思います。
また、やりたい事だけやっているのに、たまたま時代の方が合って売れてしまった場合、よほど本物でないと1発屋で終わる可能性が高い。
結局、いかにトレンドを取り入れるか。そこにかかっていると思います。
でも、トレンドは、後付け説明のようなもので、わかった時には時代遅れになっているもの。

そこで、流行りそうな要素をちりばめて、確率をあげる。
その中で、一つでも引っかかればいいのではないか。

で、「サチモス」なんですが、
音楽はメンバーも言っているとおり、ジャミロクワイの影響が大きく、いわゆるアシッドジャズの括りです。
アシッドジャズって結構便利でジャズでもR&Bでもロックでも何でもいいんです。
一言で言うと「カッコいい曲」なんです。
オシャレなんです。都会的なんです。
そのとおり、自分達でも「カッコいい曲を作るよ」って言っています。
私たち世代なら「ジャミロクワイのような80年代から90年代に活躍したバンドっぽいね」ですが、若者達にはとても新鮮にカッコ良く聞けるはずです。

そのうえ、80年代前半の山下達郎系のリズムを感じる曲があったりして、上手に80年代90年代の音楽が取り入れられています。
まずは、カッコいい系の枠を押えました。

そして、ボーカルの声。人気のど真ん中の声です。
星野源や秦基博に代表される、「高くて少しざわついた感じ」の声です。
きれいだけど、ちょっと擦れてるみたいな声です。
ドンピシャな声枠を押えました。

メンバーはほぼ神奈川県の出身です。そして、茅ヶ崎出身のボーカルとドラムが近所で幼なじみ。という事で地域枠を押えました。

ドラムとDJは兄弟です。はい、兄弟枠を押えました。
これだけでただのバンドではなく、強い絆を感じます。
都会=東京を感じさせる音楽ですが、「仕事でどんなに遅くなっても、地元には帰るよ」なんてボーカルのヨンスは言っています。
東京、横浜、茅ヶ崎・・・・。
サザン枠も押える気です。

ギターはサッカー元日本代表の戸塚選手の息子さんです。2世枠も押えています。

「YMM」って曲があるのですが、「よこはま・みなと・みらい」ですって。
きっちりDAIGO枠も押えています。

「オレたち不良だから」ってヨンスが言っていました。
もう勘弁してください。
レゲエ枠も獲るつもりです。

「視野を広くもって、地域で活動する」
ニューヨーク・ブルックリンの若い起業家達もメイド・イン・ブルックリンにこだわったモノを作って、地域から始めて世界で売っています。
ただいいモノを作るだけではなく、そこに地域性を含んだストーリーがないとダメなんです。
サチモスは、このストーリーを作れる要素(枠)のてんこ盛りです。
そりゃー爆発します。

最後にサチモスの何が許せないというか、気に入らないかというと、「きれいどころの女性ファンが多そう」ってことです。
勝手な想像ですけど、東京やその辺りでは、いわゆる意識高い系できれいな女性で溢れ、地方では都会的で湘南の匂いがする彼らの音楽やスタイルに憧れるきれいな女性でライブ会場は満パンなはずです。
もう、総取り状態です。
許せません。羨ましすぎます。
以上、今年もよろしくお願いします。




追記・・・・・
このコラムは5年前に書いたのですが、その後80年代に流行った、通称「シティポップ」が世界中で人気となりました。

私も竹内まりやのプラスティック・ラブを聴いて、六本木で遊んで、「夜更けの高速で♪♪」横浜に帰る光景を思い出しながら、涙ぐんでます。

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