インテリア・家具で整えるヴィンテージリノベ

はじめて訪れるお宅で
グッとくるのは、国籍、年代
ジャンルが融合されている雰囲気。

本来、住居には使われそうにない
インダストリアルな置物があったり
そしてミッドセンチュリー時代を感じる家具
時にはアンティークな骨董品が
廊下のつきあたり飾ってあったりと

それらのミックス感が調和すると
とてもモダンな雰囲気です。
 

もう少し具体的に言うと
リビングのドアだけ、イギリスの大きめな
アンティークなドアのお宅もありました。
もちろんドアのノブなど真鍮の古びた
シャビーシックな感じが渋く残されています。

また、室内のどこかに
世界で認められた名作椅子が
ずっしりと佇んでいます。
 

イームズのラウンジチェアとオットマンや
北欧アルネ・ヤコブセンの真っ赤なエッグチェアで
あったりと見た目にも、印象深い造形が優雅でした。

アジア系では、日本の仙台箪笥や
中国の小さな引出しがたくさんの薬箪笥など
飾り棚としても印象に残っています。
 

あとは、旅先などで出会ったアーティストの
作品、雑貨なども部屋を訪れた私が見ていても楽しい。
作品は、現代アートであったりモノクロ写真であったり
そこは住まい手の好みが現れますが
アートが日常に溶け込む暮らしをされています.

それらの背景となる壁や床は
色鮮やかな柄物の輸入紙クロスや
ゆっくりと経年変化する漆喰の壁であったり
床も無垢板と自然由来の素材を
好まれる方がほとんです。

ラグやクッション、膝掛けなど
ファブリックの柔らかさと、色柄で
落ち着いた部屋にも彩が添えられています。
 

夕方、少し暗くなれば間接照明や
壁際に置かれたスタンド、ダイニングの
ペンダント照明など明るすぎない室内は
特に落ち着いた時間を演出します。

多くの家では、天井の中央に
ペたんとひとつ丸い灯りか、ダウンライトが
たくさんついた天井ですが、少し暗いだけで
趣きや時間の流れまでも違います。