第94回テーマ 【 2025年4月から、新築リフォーム業界激変する? 】

2024年12月2日 第672号 掲載

こんにちは、

今回は来年2025年4月着工となる物件から

新しい建築基準法、ルール変更のお話しです。

今回の改正は、住宅の仕事を中心とした

工務店や設計事務所にとっては

近年一番の影響がありそうです。

業界的には、コロナ以降

資材不足、価格高騰などで苦しんでいる中

今度は、手続きの手間が増える話しで

「この先どうなるの!」という感じです。


ただ、大事な基本は

依頼者に、大きな2つのメリットが

あるということです。

その1、断熱性の向上

今まで義務化されていなかった断熱性に関し

住宅でも、一定基準が必要となり

寒く光熱費が多い家は減っていきます。

その2、木造住宅の耐震性向上

木造でつくる2階建て住宅もしっかりとした

構造計画の手法を用いて構造審査が

行われるようになります。

デメリットは、時間と費用になります。

建物の計画段階で、

省エネ性能計算や構造計算し

それをクリアするために専門家に

依頼することなり、時間と費用

役所の審査も増えるという点です。

次に、リフォームの場合も

建築確認申請が必要になるかです?

クロスの貼り替えや、ユニットバスの交換

給湯器などの設備交換や簡単な間仕切り

撤去などは必要はありません。

屋根、壁材の葺き替え、貼り替え

カバー工法も基本的には建築確認申請不要に

なっています。ただし下地が腐食していて

半分以上交換の場合は建築確認申請必要になる

場合もあるので行政に確認した方が良さそうです。

とくに大きな影響は、

戸建て住宅の大規模リフォームです。

木造2階建ての減築工事に関しましても、

例えば2階を1階にする場合

いままでは建築確認申請は不要でしたが

平屋になる屋根部分の工事も発生することなどから

横浜市建築指導課へ電話したところ

現時点では、明確な回答できないので

個別相談しに来てほしいとのことでした。

以前、TV番組で大改造の人気の番組が

ありました、紹介されていた物件の工事の

ほとんどが建築確認申請が不要でしたが

今回の建築基準法の改正では主要な構造部

(屋根?壁?柱?梁?階段?床)半分以上を

工事する場合には建築確認申請が必要になります。

ただし、屋根壁については前例でも

ご紹介した通り、例外工事内容があったり

木造では1階の床は主要構造部でなかったりと

複雑な部分も多々発生することから、

しばらく現場では混乱があると予想されます。

来年の3月までの着工工事につきましては

従来通りなので、駆け込み需要もあります。

しかしながら、

設計・審査・工事期間 人手不足もあり

要する時間が長くなっていきますので、、、

Amazonでポチりすぐ手に入る時代に

逆行していきます。

新築やリフォーム計画のある方は

この先、十分な時間を見込んでおくことを

お薦めいたします。