第5回テーマ 【 デエクさんの話し 】

2021年3月29日 第 488 号 掲載

木造住宅の建築現場では

メインでお世話になるのが

大工(だいく)さんです。

江戸時代は、デエク と呼ばれ、

なんとなく、威勢の良さそうな

感じですね。

その昔は、その町に住むものは

その土地のデエクに頼むのが不問律で

他から来る職人は、それなりの理由と

挨拶が欠かせなかったようです。

町場という自治の中で

相互扶助、井戸管理や火災や行事など

協力して担ってきたのでしょう。

この大工ですが、

現在では、医者が内科医や外科医など

分野が分かれている様に大工さんも

たくさんの分野が分かれています。

一部ご紹介しますと

宮大工 神社仏閣など伝統技法使う

舟大工 木造船を建造

数寄屋大工 茶室や旅館料亭など

型枠大工 コンクリートを流す型枠専門

造作大工 内装専門

家具大工 箪笥など

建具大工 障子や襖専門

プレファブ大工 ツーバイ工法など

たくさん分かれています。

その中でも、現場で多くの職人さんに

采配をおこなえるのは棟梁とか親方などと

呼ばる大工になります。

現代でも、長になる力量のあるデエクさんが

現場を仕切っている姿はカッコ良いです。

子供達からも、きっと憧れる職業になり

大工さんが増えて欲しいです。

今日は、大工さんのお話しでした。