第35回テーマ 【 トイレはいくつ必要か? 】
-2022年6月27日 第548号 掲載-
ようやく梅雨明けの模様とともに
6月最後に記録的な猛暑となりました。
今日は、家にトイレがいくつ必要かを
考えてみたいと思います。
そんなこと、考えなくても
一般的なマンションならひとつ
木造2階建てなら、各階ひとつが
常識ということになりますが、、、
土地の価格が上がり、購入敷地面積も
限られ、建設費も高騰するなか
プランニングの見直しのひとつとして
考えてみたいと思います。
以前、リフォームのご相談で
縦割りの2世帯住宅を所有されている方から
トイレは、ご両親世帯上下にふたつトイレ
子世帯も上下にふたつトイレ
高齢のご両親がお亡くなりになり
いまでは、トイレ掃除が4つ!いやになると
奥様がなげいた方がおられました。
間取りの検討の折、高齢になられた場合は
1階だけですごせるように、寝室に改造できる
スペースを検討しておけば、寝室として
仮定した近くの1階だけに、トイレでも
良いかもしれません。
また、2階のトイレはあまり使用していない
というお宅もいらっしゃいます。
子育て期間中は、朝の渋滞も考えられますが
家族で起きる時間を調整したり、勾配の緩やかで
踊り場のある階段などにすれば、階下のトイレも
安全で、苦にならない工夫もできます。
子育て期間も終われば、夫婦ふたりなら
トイレひとつでも十分になります。
また、トイレは音も気になるので
長い廊下をつくり、各部屋から繋がる
画一的な間取りになりがちです。
もし、あなたの家が限られた面積や
予算の中で検討するのであれば
トイレの数を検討するのも一案かと思います。
ご参考まで