第36回テーマ 【 暑くて寒くて!中古一戸建てどうなの? 】
-2022年7月11日 第550号 掲載-
日曜日に、一戸建ての
リノベーション相談に行ってきました。
長年マンションに住んでいて
緑を求め、大きな公園の前に
そんなに古くはない一戸建ての中古住宅を
購入され、ワンシーズン住んでみたが
冬は寒くてどうしようもない!
とのご相談でした、、、
窓はすでに、こどもみらい住宅支援を受け
すべての窓が2重にリフォーム済みになってましたので
夏の冷房効率は、かなり改善されていると思います。
そして今回は、次の冬に床の冷たさを解消しようと
弊社に無垢フローリング屋さんからのご紹介で
お声掛けいただき伺ってきました。
既存のフローリングは、最も良く使われている
ウレタン塗装がピカピカにかかった
合板のフローリングで床暖房が設置されていました。
無垢フローリングで、オイルワックス塗装品
でしたら、冷たさはかなり解消されます。
ただ、今回は無垢のフローリングに変えても
温水の床暖房でしたら、対応床材もありますが
熱源は無垢板の厚み15mmの下になるので
すぐに暖かさを求める方には、時間が
どうしてもかかる点が気になるでしょう。
そこで、まずは家全体の熱の入り方
逃げ方を確認するために2階の天井から
屋根裏を覗かせていただきました。
夏の小屋裏ですから、
一般的なつくりの家では
ものすごい!サウナのような暑さです。
暗くて、外から風とともに入り込んだ
ホコリが太い梁の上に溜まっています。
軒先からは、小屋裏換気するため
隙間があり、その隙間から陽かりが
はっきり照らしい出されています。
熱の入ったり逃げてしまう隙間が
十分にあることが理解いただけます。
お客差にも、一緒に覗きこんでいただき
一般的な関東での家の作り方が寒い暑いの
原因を体感していただきました。
年齢的にも住まいの快適性の
改善希望がはっきりしていたので
今回は、床のご相談からはじまりましたが
一気にお住まい全体の気密と断熱化を
計画してみようという話しになりました。
もちろん、仮住まいも必要ですし
全館の空調工事もともなう内容となります。
これは余談ですが、建物が完成した時に
撮影をお願いする竣工写真専門のカメラマンさんが
おっしゃっていたのですが、全館空調の家の撮影は
どこのお客様も、満足度の高く感じていると
教えてくれました。
暑さ寒さに、評判の良い全館空調ですが
基本的に高気密高断熱の床壁天井窓の仕様が
必須のため、新築でしか採用することが難しいです。
ですが、弊社ではリノベーション全館空調の経験が
複数ありますので、ご興味のある方は
是非、ご相談ください。
ご参考まで