シルクハウス横浜

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台町(ダイマチ)の地名がわかる人は、相当な横浜ツウで間違いない。

西区に一番近い神奈川区にある丁番を持たないエリアが、台町である。

というより、台町は広重による東海道五十三次の浮世絵に描かれているほど歴史的に有名な地である。
その浮世絵を見ると、台町より横浜駅側の西区は海であったことがわかる。

もちろん、横浜駅も海の中。

そんな台町は江戸時代、海沿いの景勝地であり、東海道の神奈川宿としてとても栄えていた。
当時はたくさんの茶屋が並んでいた台町に、現在も営業を続けている料亭がある。

料亭「田中屋」だ。

坂本龍馬夫人のおりょうが龍馬亡き後、仲居として働いていたことでも有名であり、幕末期の顧客は、日本史の教科書に登場する錚々たる人物たちばかりである。

幕末から続くこの料亭は、今でも女将が玄関で三味線を弾きながら客を迎え入れてくれる。

このような日本の歴史の一部が刻まれた町に、そして料亭「田中屋」に程近い、広重も通った道沿いに「シルクハウス横浜」はある。

昭和57年に鉄筋コンクリート造で建築され、住戸33戸、管理規約対象外の住戸6戸及び事務所3戸の計42戸からなり、30㎡以下から70㎡以上までのさまざまな住戸で構成されている。

シルクハウス横浜は950㎡超の敷地に建っているが、その所有者は建物(区分所有)のみを所有する。
敷地は旧法による借地権を土地所有者と契約しているのだ。


エントランスは2階まで広く吹抜けているが、開放的というよりは、静寂な雰囲気を感じさせる。

これは、人工的な明るさに頼らず、広い空間に差し込む自然光によるものだと推測する。


各住戸への入口は、建物中央部分の吹抜け空間部分に面した構造になっており、外部からの目線を気にすることなく出入りができる。


建物内部はもちろん、外部まで常に清掃が行き届いている。
壁面に茂る剪定された蔦からも、歴史を感じるのみならず、日常的に管理されていることがわかる。


削ぎ落とし無駄のない空間では、感じることができない余裕をいたるところに感じさせる。
そして、その余裕が落ち着きをもたらしているのだ。

居住者インタビュー 
2022年10月 15年以上 S様


今回はシルクハウス横浜の一室を所有する、S様に話を伺うことができた。

知人に会うため、初めてシルクハウス横浜を訪れた時のことをよく覚えているという。

エントランスを抜け、エレベーターに向かう途中、壁面には木製のポストがある。
研き込まれたタイルと木製のポストを見た時、不思議な懐かしさを感じ、S様にはそれがとても魅力的に映った。


そして、知人宅に向かうまでのわずかな時間で、このマンションを所有したい気持ちになったというのだ。

2005年に購入。

今となれば、購入した動機をいくつでも説明できるが、直感的に衝動的に決めてしまったのだと笑いながら話す。

S様は購入当初、自宅ではなく別荘感覚で使用していた。

「気分転換にホテルを利用する感覚で暮らしたかったので、内装もホテルライクにニューヨーク・ソーホーのマーサーホテルを参考にして。70㎡3LDKの室内を1LDK+Sの間取りに変更、リノベーションしました」


現在は、ご自身で利用するのではなく、他者に賃貸している。



建物は古さを感じるのに、管理が行き届いており、居住者たちが大切に暮らしてきたことが伝わってくる。
何よりも、“信頼できる管理人さんが心強い”らしい。