ヴィンテージ

ヴィンテージマンション定義 ◎竣工後30年以上経過している ◎時代を感じさせない高いデザイン性 ◎老朽化に対応した建物・設備の修繕（アップデート） ◎行き届いた管理体制 ◎住人の価値観の共有 ◎住まいに愛着を持てる ◎資産価値が下がりづらい

ガーデン南山手

まるで一戸建てのような住み心地であるメゾネットタイプ。前述のとおり、マンションでありながら戸建に住むようなイイトコ取りな感覚であるが、大きく異なるのは、一般的に戸建に多い木造ではなく「RC造」という点である。いわば頑丈につくられた戸建なのだ。

このマンションの大きな特徴でもある「赤茶色のタイル貼り」の外観。管理人室に灯る街灯、敷地内パーキング出入口にかかるチェーン

南ヨーロッパ風の白塗りの壁に、青い瓦屋根。そして日本のマンションでは珍しい、バルコニーの黒い鉄製の手すり。この独得な雰囲気に“グッ”ときてしまうファンも多いのだろう。

すでに建てられてから50年以上が経つが、その歳月こそがこのマンションにとっては最大のアドバンテージとなる。

大倉山という街の雰囲気に合う建物はレトロさを感じても古さは感じない。エントランスから眺めるその姿は、小さなマンションかと思いきや、奥行きのあるワイドスパンな設計で、総戸数も160戸と比較的大規模なマンション。